みにくいアヒルの子

波動のハレーション

川越市のおかやす学(岡安学)です。

スピリチュアル心理カウンセラーの日下由紀恵(くさかゆきえ)さんの著書、『最強の魔除け』フォレスト出版、の中に大変興味深いことが書かれています。

地方の鉄鋼メーカーの重役として勤務していたFさん(50代・男性)のお話です。

Fさんは、上司や部下からの信頼が厚く、会社史上最年少で重役に昇進しました。

さらにこれから仕事に力を入れようとしていた矢先、健康診断で、がんが発見されました。

その後は、出社できないほど体調が悪化してしまい、会社から早期退職の打診を受けました。

事実上のリストラでした。

Fさんは、あまりのショックで、自殺未遂の寸前まで追い込まれてしまいます。

がんになったうえ、会社からもリストラされてしまったFさんに、日下さんが尋ねます。

どういう会社だったのですか?

Fさんはこう答えたそうです。

90%くらいの同僚が自分とは合わない人だった、と。

Fさんは続けます。

書類提出の締め切りを守らないのは当たり前、仕事があってもみんな私用を最優先。相互評価ではほかの社員の悪口ばかり。新しく人を雇っても3か月持てばいい方。そんな会社でした。

最後に、Fさんは、こう打ち明けます。

何で今まで気づかなかったのでしょう? 自分は役員にまでなっていたから、会社の嫌なところには目をつむるクセがついていたのでしょうね。

退職したFさんは、がん治療中に出会った教会の牧師さまの導きで、宗教の道へと進みました。

今では、がんも完治して、教会のスタッフとしてたくさんの人の魂を救済する仕事に誇りを持って取り組んでいます。

日下さんは、著書の中で、このようなことを言っています。

波動の質が磨かれ、まわりの人たちよりも高い次元に進むと、その場にいさせてもらえなくなるということが起こるそうです。

リストラ、いじめ、試験の合格・不合格、入社試験の採用・不採用、なにかのワナにはめられてそのフィールドを去らなければならない、等。

これはその人自身に問題があるのではなく、波動の質が違うから、「そこにいてはいけないよ」「ほかに適切な場所を用意しているよ」という天界からのサインである、と。

「みにくいアヒルの子」のようにアヒルの群れで異質の存在として苦しんでいたのだ、と。

日下さんは、このことを波動のハレーションと言っています。

波動のハレーションが起きると、波動が低い次元にあるほうがキイキイを騒ぎ始めるそうです。

まわりからキイキイと騒がれて、一見、みじめな状況に置かれているように思われますが、実は、それこそが、これからおとずれる幸せのための第一歩なのだ、と。

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